ヘックスの必勝法とコツ

ヘックスで勝つための考え方を、短いレッスンに分けました。読むだけでも分かるように書いていますが、レッスンにはそれぞれ実際の局面が付いています。[盤で試す]を押すと、その場面から自分で1手打てます。

先手必勝の証明(戦略盗用)

レッスン1

ヘックスは、先手が正しく打てば必ず勝てるゲームです。1949年ごろジョン・ナッシュが示したとされる「戦略盗用」という論法で証明されています。土台になるのは、ヘックスに引き分けが無いことです。盤が全部埋まれば、必ずどちらか一方が自分の2辺をつないでいます。

証明はこうです。もし後手に必勝法があるなら、先手は1手目を好きな所に置き、あとは自分が後手になったつもりでその必勝法をまねします。余分に置いた1つは損になりません。まねの手がそのマスを指したら、ほかの空きに置けば済みます。すると先手も必ず勝つことになり、矛盾します。だから必勝法を持っているのは先手です。

ただし、この証明は勝ち方の手順を教えてくれません。コンピューターで完全に解かれているのは9×9までの盤と、10×10の中央の1手目だけで、このサイトの既定の11×11では具体的な勝ち方は知られていません。先手の有利をならすのがスワップ(パイ)ルールで、このサイトでも設定で有効にできます。

ブリッジで辺へつなぐ

レッスン2

ブリッジは、1つ飛ばしの斜めに置いた2つのマスの形です。あいだに共通の空きが2つあるので、相手が片方に入っても、もう片方に置けばつながります。まだ隣り合ってはいませんが、つながったのと同じに扱えるので、1手で2段ずつ進めます。

辺もブリッジの相手になります。辺の列から数えて3段目の石からは、辺の列のマスへブリッジを架けられます。あいだの2マスのどちらかが残れば、その石は赤い辺に届きます。

この局面では、赤の列の先にある辺の列に、青が2つ置いてあります。すぐ隣へ1つ進めると、次に辺の列を止められて行き止まりです。1つ飛ばしで辺の列に置けば、あいだの2マスのどちらかで必ずつながります。隣へ1つずつ進めるより、ブリッジで2段ずつのほうが速く、しかも切られません。

辺から2段目はつながっている

レッスン3

辺の列のすぐ内側、辺から2段目に置いた石は、もう辺につながっているのと同じです。その石が接する辺の列のマスは2つあり、相手が片方をふさいでも、もう片方に置けば辺に届くからです。ブリッジの片側が辺になった形だと考えると覚えやすくなります。

だから、辺に近づいたら辺の列まで打ち切る必要はありません。2段目まで届けば十分です。ブリッジと組み合わせると、4段目の石から2段目へブリッジを架けるだけで、辺までの道が決まります。ブリッジのあいだと辺の列、守る場所が2組あっても、相手は1手で片方しか入れません。

この局面では、赤の列が辺から4段目まで来ています。2段目の光っているマスへブリッジを架けると、青がブリッジに入っても、辺の列に入っても、そのたびに反対側に置けば赤い辺に届きます。相手が入ってきた所の反対側に置く、を続けるだけです。

はしごは逃げ道の石で勝つ

レッスン4

辺から2段目の石を並べて辺へ出ようとし、相手が辺の列で止め続ける形を「はしご(ラダー)」といいます。2段目の石を置くたびに辺に届きそうになりますが、そのたびに辺の列の次のマスをふさがれ、同じ段を横へ這うことになります。

はしごの行き先に自分の石が無ければ、盤の角で行き止まりです。反対に、行き先の辺の近くに自分の石(逃げ道の石)が1つあれば、そこまで押していったところで辺につながります。はしごを始める前に、どちらへ押せば逃げ道の石に届くかを確かめましょう。

この局面の赤は辺から2段目まで来ていて、辺の列を青に2つふさがれています。逃げ道の石が無い方へ押すと角で止まりますが、辺の列にある赤の石の方へ押せば2手で届きます。相手ははしごを受けているあいだ、ほかの場所に打つ余裕がありません。

盤で試す

レッスンを選ぶと、その局面から始まります。やり直しても構いません。

覚えたら試す

最終更新 2026-09-19 / 運営:株式会社Qdan