タブルットのルール・遊び方
タブルットは、2人・約15分の北欧の盤ゲームです。1732年に植物学者リンネがラップランドの旅日誌に書き留めたサーミの遊びで、王を盤の端へ逃がす側と、王を挟んで捕まえる側に分かれて戦います。ブラウザで無料・登録不要で遊べます。
準備
- 2人で遊びます。ひとりならCPUと対戦できます。
- 9×9の盤を使います。中央のマスは玉座で、はじめは王がいます。
- スウェーデン側は王と兵8。兵は玉座の上下左右に2つずつ並べます。
- モスクワ側は兵16。盤の4辺の中央に4つずつ、T字に並べます。
- 先手はモスクワ側です。[もう一度]では陣営が入れ替わります。
進め方
- 交互に1つずつコマを動かします。どのコマも縦か横へ、途中が空いていれば何マスでも動けます。斜めと飛び越えはできません。
- 玉座に止まれるのは王だけです。空いた玉座は、どのコマも通り抜けられます(止まることはできません)。
- 敵の兵を、動かした自分のコマともう1つの自分のコマで縦か横に挟むと、その兵を取れます。1手で2つ以上取ることもあります。王も挟む側になれます。
- 自分から敵2つのあいだに入っても取られません。取れるのは動かした側だけです。
- 王が玉座で3方を囲まれ、残りの1方に味方の兵がいるとき、その兵の外側に敵が来ると、その兵は取られます(リンネの規則10)。
- 王から盤の端まで何もない縦か横の道が1本空いたら「ライチ」、2本なら「トゥイチュ」と盤に出ます(リンネの規則6)。
勝敗と得点
- 王が盤の端のマス(隅に限らず、どこでも)へ出たらスウェーデン側の勝ちです。
- 王を捕まえたらモスクワ側の勝ちです。王が玉座にいるときは4方、玉座の隣にいるときは玉座以外の3方を囲みます。
- それ以外の場所では、既定(原文の読み)では王も縦か横に2つで挟めば捕まります。設定で「英訳どおり」にすると、4方を囲まないと捕まりません。
- 王も兵と同じく、自分から囲みの中へ入ったときは捕まりません。
- 手番の側に動けるコマが無いときは、その側の負けです。投了もできます。
- 同じ局面が3回出るか、両陣営合わせて200手になったら引き分けです。
このサイトの初期値
| 項目 | このサイトの初期値 |
|---|---|
| 人数 | 2人(パーティーの人数で自動的に決まります) |
| 手番の制限時間 | 設けていません(パーティーの設定で 30 秒・60 秒を選べます) |
| 途中で抜けた人の扱い | 同じ端末で開き直すと同じ席に戻ります。戻らないときは CPU が代わりに打ちます |
| 引き分けの扱い | ランク戦の引き分けは、勝ちと負けの間としてレートに入ります |
| ルールの出どころ | リンネの旅日誌(1811年英訳)の図と規則1〜12(書かれていない所は推定)に合わせています |
ルールの監修:株式会社Qdan(リンネの旅日誌(1811年英訳)の図と規則1〜12(書かれていない所は推定)に準拠)
ローカルルール一覧
初期値はリンネの旅日誌(1811年英訳)の図と規則1〜12(書かれていない所は推定)に合わせています。パーティーの設定で変えられます。
| 名称 | 内容 | 初期値 | 変更 |
|---|---|---|---|
| もう一度で陣営を交代 | [もう一度]でモスクワ側とスウェーデン側を入れ替えます。 | あり | 変えられます |
| 王の捕まえ方 | 「原文の読み」はリンネのラテン語原文どおり、玉座とその隣の外では王も縦か横に2つで挟めば捕まります。「英訳どおり」は1811年英訳の規則9どおり、どこでも4方を囲まないと捕まらず、王の側がかなり有利です。目安(CPU〈ふつう〉同士200局):原文の読みはモスクワ側20%・スウェーデン側58%・引き分け23%・平均44手、英訳どおりはモスクワ側1%・スウェーデン側68%・引き分け32%・平均34手。 | 原文の読み | 変えられます |
用語
- 玉座
- 中央のマス。止まれるのは王だけですが、空いていればどのコマも通り抜けられます。
- 盤の端
- 外周のマス。王がここへ出るとスウェーデン側の勝ちです。
- 挟む
- 敵の兵を縦か横に、自分のコマ2つで両側から囲むこと。
- ライチ
- 王から盤の端まで、道が1本空いたときの声かけ。
- トゥイチュ
- 道が2本空いたときの声かけ。1手で両方はふさげません。
- タフル
- 北欧の「王を逃がす側と捕まえる側」に分かれる盤ゲームの一族。タブルットはその一つです。
よくある質問
王の捕まえ方が2つあるのはなぜですか?
英訳の規則9には「王は挟まれても取られない」とありますが、ラテン語の原文にはこの但し書きがありません。原文どおりに読むと、玉座とその隣の外では王も2つで挟めば捕まります。既定は原文の読みで、設定で英訳どおり(どこでも4方を囲む)に変えられます。英訳どおりは王の側がかなり有利です。
ライチ、トゥイチュとは何ですか?
リンネの規則6にある声かけです。王から盤の端まで道が1本空いたら「ライチ」、2本空いたら「トゥイチュ」。2本空くと1手では両方ふさげないので、ほぼ王の側の勝ちです。盤では矢印と表示で知らせます。
王は隅へ行かないと勝てませんか?
盤の端ならどこでも勝ちです。日誌の規則3と5で王が逃げる先が、隅ではない端のマスだからです。現代の復元には「隅で勝ち」の流派もありますが、ここでは日誌どおりにしています。
王は敵の兵を取れますか?
取れます。王も味方の兵と一緒に挟む側になれます(日誌に書かれていないため推定です)。
玉座は通り抜けられますか?
空いていれば、どのコマも通り抜けられます。止まれるのは王だけです。日誌には「ほかの者は入れない」とだけあり、通り抜けは書かれていないため、一般的なルールに合わせました。
このルールでそのまま遊ぶ
最終更新 2026-09-25 / 運営:株式会社Qdan