ゴニンカンのルール・遊び方
ゴニンカンは、5人・約20分のトランプゲームです。青森県津軽地方の遊びで、役のAとババを持った2人(関係)と残りの3人(無関係)が絵札を取り合います。ブラウザで無料・登録不要で遊べます。
ゴニンカンとは?勝ち負けの決まり方
ゴニンカンは、青森県津軽地方で遊ばれてきた5人のトランプゲームです。役(切り札)のAとババ(ジョーカー)を配られた2人が「関係(カン)」、残りの3人が「無関係(ムカン)」の組になり、A・K・Q・Jの絵札16枚を取り合います。関係は1戦目なら9枚、無関係は8枚を先に集めた組の勝ちです。
ゴニンカンの準備:札と配り方
- 5人で遊びます(このサイトでは、足りない席にCPUが入ります)。
- ジョーカーを1枚入れ、クラブ・ダイヤ・ハートの2を抜いた50枚を使います。1人10枚ずつ配り切ります。
- 最初の配り役は、1人1枚ずつ札を引いて決めます。数のいちばん小さい人が配り役です(数は2がいちばん小さくAがいちばん大きい。同じ数ならクラブ>ダイヤ>ハート>スペードの順に大きく、スペードの2がいちばん小さい)。
- 1戦目の役(切り札)は、1回目がグラフ(♣)、次がダイヤ、次がハートと回ります。
ゴニンカンのやり方:関係と札の出し方
- 役のAとババを配られた2人が「関係」と名乗り、残りの3人が無関係です。関係の2人が隣り合っていたら、右側の人がその右隣の人と席を替えます。
- 1人が役のAとババの両方を配られたとき(二重関(にじゅうかん))は、右手2人目の人が関係になります。両方を持つ人はAとババを伏せて出し、新しく関係になる人は手札10枚を伏せて出します。2人のあいだに座る無関係の人が、10枚の中から1枚と、伏せたAかババのどちらか1枚を選んで入れ替えます(伏せたまま選ぶので、このサイトでは無作為に入れ替えます)。
- 関係の2人が「いく(自分から)」「こい(相方から)」で最初に出す人を決めます。
- 札は右回り(上から見て時計回り)に1人ずつ出します。出たマークの札を持っていたら必ず出します。無ければ何を出してもよく、役の札を出すとどの札にも勝ちます(切る)。
- ババはいつでも出せて必ず勝ちます(踊る)。1巡目と10巡目には出せず、9巡目に残っていたら必ず出します(踊り番)。打ち出しに出すときはマークを決めます。
- 5人が出したら、ババ、無ければいちばん強い役の札、無ければ出たマークでいちばん強い札の人が権利を取り、絵札を組のものにして次を打ち出します。強さはAがいちばん上で2がいちばん下です。
ゴニンカンの2戦目・3戦目と決め役
1戦目に関係が勝つと、同じ組で2戦目、さらに勝てば3戦目へ進みます。2戦目と3戦目は、関係が役(切り札)のマークを決めます(決め役)。
- 2戦目は、1戦目に役のAを持っていた人が手札から2枚を伏せて見せ、1戦目にババを持っていた人が役を決めて打ち出します。3戦目はその逆です。
- 勝ちの枚数は、2戦目は関係8枚・無関係9枚、3戦目は関係9枚・無関係8枚です。
- 関係が負けるか3戦目が終わったら、次の回へ進みます。配り役は右隣に替わり、1戦目の役は グラフ(♣)→ダイヤ→ハート の順に回ります。
ゴニンカンの点数と終わり方
- 先に勝ちの枚数(1戦目と3戦目は関係9枚・無関係8枚、2戦目は関係8枚・無関係9枚)の絵札を集めた組の勝ちで、その巡で戦は終わります。
- 関係が勝つと同じ組で次の戦(2戦目・3戦目)へ進みます。無関係が勝つか3戦目が終わると、配り直して組を決め直す次の回へ進みます。
- 通常は勝った組の各人に+1点、負けた組の各人に−1点です。関係が3戦目に勝つと、関係の各人にさらに+1点。関係が相手に絵札を1枚も取らせずに勝つスコンクも、関係の各人にさらに+1点です。上乗せ分は無関係の各人の失点にも加わります。
- 逆スコンク(無関係が関係に1枚も取らせずに勝つ)は、1戦目なら関係の各人が−10点、2・3戦目ならその回の点を消して−3点です。じゅうろく(2・3戦目のスコンクから絵札16枚ぜんぶ)は成功でさらに+8点、はずしで−16点です。
- 決めた回数(既定は4回)を遊んだら、通算の点がいちばん多い人の勝ちです。
ゴニンカンの点数(スコンク・じゅうろく)
点は1人ずつに付きます。関係の各人に付いた点と同じだけ、無関係の各人は点を失います。
| 結果 | 関係の各人の点 |
|---|---|
| 関係の勝ち | +1点(3戦目の勝ちはさらに+1点) |
| 関係の負け | −1点 |
| スコンク(無関係に絵札を1枚も取らせずに勝つ) | さらに+1点 |
| 逆スコンク(関係に1枚も取らせずに無関係が勝つ) | 1戦目は−10点。2・3戦目はその回の点を消して−3点 |
| じゅうろく成功(2・3戦目のスコンクから16枚ぜんぶ) | さらに+8点 |
| じゅうろくはずし | −16点 |
| 逆じゅうろく成功/はずし | その回の点を消して−16点/+32点(関係の勝ち) |
- じゅうろくは、2戦目か3戦目でスコンクになった巡を取った人だけが宣言できます。宣言しなければ、その場で勝ちです。
このサイトの初期値
| 項目 | このサイトの初期値 |
|---|---|
| 人数 | 5人(パーティーの人数で自動的に決まります) |
| 手番の制限時間 | 設けていません(パーティーの設定で 30 秒・60 秒を選べます) |
| 途中で抜けた人の扱い | 同じ端末で開き直すと同じ席に戻ります。戻らないときは CPU が代わりに打ちます |
| 引き分けの扱い | ランク戦の引き分けは、勝ちと負けの間としてレートに入ります |
| ルールの出どころ | 定番ゲーム集の既定に合わせています |
ルールの監修:株式会社Qdan(定番ゲーム集の既定に準拠)
ゴニンカンのローカルルール(このサイトで選べる設定)
初期値は定番ゲーム集の既定に合わせています。パーティーの設定で変えられます。
| 名称 | 内容 | 初期値 | 変更 |
|---|---|---|---|
| 回数 | 役が一回りする「回」を何回遊ぶかです。1回は1〜3戦です。 | 4回 | 変えられます |
| 止めスッペ止めスッペふだん1戦目の役(切り札のマーク)はグラフ(♣)→ダイヤ→ハートの順に回ります。この決まりを使うと、最後の回の1戦目だけ役がスッペ(♠)になり、締めの1戦がいつもと違う役で戦われます。2戦目・3戦目の役はふだんどおり決め役が決めます。 | 最後の回の1戦目の役をスッペ(♠)にします。地方の流派です(ゲームファーム・KleosSoftの説明。五所川原の公式ルールには無い)。 | 無効 | 変えられます |
| 二重関(にじゅうかん)二重関(にじゅうかん)二重関は、1人が役のAとババの両方を配られたときのことです。「取り替える」では右手2人目の人が相方(関係)になり、伏せたまま1枚ずつ入れ替えて始めます(このサイトでは無作為)。「配り直す」なら配り直すので、1人が強い札を独り占めしたまま始まることがありません。 | 1人が役のAとババの両方を配られたときです。 | 取り替える | 変えられます |
| 決め役で見せる札決め役で見せる札2戦目・3戦目は、関係の1人が役(切り札のマーク)を決めます(決め役)。その前に相方が手札から選んだ札を、決め役の人にだけ見せます。見せる枚数が多いほど相方の手が分かるので、関係が有利な役を選びやすくなります。 | 2戦目・3戦目に、決め役の人へ相方が見せる札の枚数です。 | 2枚 | 変えられます |
| 1戦目の勝ちの枚数1戦目の勝ちの枚数絵札(A・K・Q・J)は全部で16枚で、1戦目は関係の2人と無関係の3人が取り合い、先に勝ちの枚数に届いた組の勝ちです。「8枚」にすると関係の勝ちの枚数が1枚減るので、人数の少ない関係が勝ちやすくなります。 | 1戦目に関係が勝つのに要る絵札の枚数です(無関係は残りで勝ち)。 | 9枚 | 変えられます |
| じゅうろくはずしの点じゅうろくはずしの点じゅうろくは、2戦目・3戦目にスコンク(相手に絵札を1枚も取らせない)で勝ったあと、残りも含めて絵札16枚ぜんぶを取りにいく宣言です。取り切れなかったとき(じゅうろくはずし)の関係の各人の点を選びます。ゲームファームの説明の形では、負けの−1点も足して−17点になります。 | じゅうろくを宣言して16枚取り切れなかったときの、関係の各人の点です。 | −16点(公式) | 変えられます |
ゴニンカンの用語
- 関係(カン)
- 役のAとババを配られた2人の組です。
- 無関係(ムカン)
- 関係でない3人の組です。
- 役(やく)
- 切り札のマークのことです。1戦目はグラフ→ダイヤ→ハートと回ります。
- 権利(ケンリ)
- その巡を取って、絵札を得て次を打ち出すことです。
- 踊る
- ババ(ジョーカー)を出すことです。9巡目に残っていたら必ず出す「踊り番」があります。
- 付ける
- 相方が取る巡に、わざと自分の絵札を出すことです。
- 切る
- 出たマークが無いとき、役の札を出して権利を取ることです。
- スコンク
- 相手に絵札を1枚も取らせずに勝つことです。
- じゅうろく
- 2・3戦目のスコンクのあと、絵札16枚ぜんぶを取りにいく宣言です。
- スッペ・グラフ・ババ
- スペード・クラブ・ジョーカーの津軽での呼び方です。
ゴニンカンのルールでよくある質問
ナポレオンとの違いは?
ナポレオンは宣言(ビッド)で親を決めて副官を札で指名しますが、ゴニンカンは配られた札(役のAとババ)で組が決まり、宣言はありません。2戦目・3戦目に関係が役のマークを決めます。
ババはいつ出せますか?
出たマークを持っていてもいつでも出せますが、1巡目と10巡目は出せません。9巡目に残っていたら必ず出します(踊り番)。
勝ちが決まったらどうなりますか?
どちらかの組が勝ちの枚数に届いたら、その巡で戦は終わります。2・3戦目でスコンクなら、じゅうろくを狙って続けることもできます。
点はどう数えますか?
通常は勝った組の各人に+1点、負けた組の各人に−1点です。関係が3戦目に勝つと、関係の各人は+2点、無関係の各人は−2点です。無関係の通常の3戦目勝利は各人+1点です。スコンク・じゅうろくなどの特別な点は得点表で確認できます。
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最終更新 2026-09-26 / 運営:株式会社Qdan