ついたて将棋の必勝法とコツ

ついたて将棋で勝つための考え方を、短いレッスンに分けました。読むだけでも分かるように書いていますが、レッスンにはそれぞれ実際の局面が付いています。[盤で試す]を押すと、その場面から自分で1手打てます。

取られたマスには相手のコマがいる

レッスン1

ついたて将棋では、相手が指しても「指しました」としか告げられません。ところが、あなたのコマが取られたときだけは、審判が「2六の歩を取られました」のようにマスを告げます。取ったコマはそのマスに止まっているので、その瞬間だけは相手のコマの居場所がはっきり分かります。

この局面では、2六の歩を取られた直後です。2六には相手の何かのコマがいます。飛で2六へ入れば、通り道の2七は自分のコマが無く空いているので、反則の心配なく取り返せます。何に取られたかは分かりませんが、取り返せば持ちコマになり、何だったかも分かります。

取り返すときは、動かすコマの通り道も確かめましょう。通り道が長いほど、見えないコマに当たって反則になる見込みが上がります。すぐ隣や、自分のコマで守られたマスから取りに行くのが安全です。盤の上の点線の枠と「!」の印が、取られたばかりのマスです。

長い移動は反則のもと

レッスン2

ついたて将棋の反則でいちばん多いのは、飛・角・香が見えないコマを飛び越えようとする手です。自分の盤では通り道が空いて見えても、相手のコマがどこかに1枚あれば、その手は反則になります。反則は10回目で負けなので、1回ごとが重いのです。

この局面では、2筋の歩が2五まで進んでいます。飛を2六へ1マスだけ上げる手なら、通り道は自分の歩の後ろなので、見えないコマに当たる心配がありません。いきなり相手の陣まで動かすより、自分のコマの後ろを通る短い手のほうが安全です。

長く動かしたいときは、相手の陣の初めの並びを思い出しましょう。相手の歩は3段目にずらりと並んでいて、まだ動いていないものも多いはずです。反対に、自分のコマが通ったばかりの筋や、取ったばかりのマスの手前は空いている見込みが高い道です。

反則で相手の陣を探る

レッスン3

反則になると、審判は「反則」とだけ告げて手を戻します。理由は言いません。それでも、どの手が反則だったかは自分で分かります。角を2二へ動かして反則なら、7六から2二までの斜めの道のどこかに相手のコマがいる、ということです。

この局面では、あなたは7六の歩を突いて角道を開けています。相手が3三の歩をまだ突いていなければ、角の通り道はふさがっていて反則になります。反対に反則にならなければ、角が相手の陣に入って成れます。どちらになっても、相手の陣について一つ分かります。

ただし、反則は相手にも告げられるので、「角道を探っている」ことは相手に伝わります。回数にも限りがあるので、探るのは序盤の1〜2回にとどめ、残りは王手を受けるときの逃げ道に残しておきましょう。反則だった手はその手番のあいだ×の印が付き、もう押せません。

見えない玉を頭金で詰ます

レッスン4

ついたて将棋でも、勝つ方法は将棋と同じ詰みです。ただ、相手の玉がどこにいるかは見えません。手がかりは二つあります。一つは初めの並び(後手の玉は5一)、もう一つは王手の告知です。王手をかけたのに相手の玉が逃げた様子が無ければ、玉はまだ近くにいます。

この局面では、5三まで進めた歩が5二を守っています。持ちコマの金を5二に打てば、玉は前にも横にも逃げられず、金は歩に守られていて取れません。頭金の詰みです。相手の玉が本当に5一にいれば、その場で勝ちになります。

打つマスに見えない相手のコマがいれば反則になるので、打つ前に「そのマスは空いているはずか」を考えましょう。玉の頭の5二は、相手が玉を動かしていなければ空いていることが多いマスです。決着がつくと両方の盤が開き、読みが当たっていたかを確かめられます。

盤で試す

レッスンを選ぶと、その局面から始まります。やり直しても構いません。

覚えたら試す

最終更新 2026-09-25 / 運営:株式会社Qdan