取る一手将棋の必勝法とコツ

取る一手将棋で勝つための考え方を、短いレッスンに分けました。読むだけでも分かるように書いていますが、レッスンにはそれぞれ実際の局面が付いています。[盤で試す]を押すと、その場面から自分で1手打てます。

取れるコマは必ず取る

レッスン1

取る一手将棋のいちばんの決まりは、これだけです。自分の番に、盤のコマを動かして相手のコマを取れる手が1つでもあるなら、そのどれかを選んで必ず取らなければなりません。取れる手が無いときだけ、ふつうの将棋と同じに指せます。

この局面では、銀の前に相手の歩がいます。銀は前へ1マス進めるので、その歩を取る手が指せます。ほかのコマを動かしたい理由があっても、取る手がある以上、それ以外の手は選べません。

この決まりのために、将棋とは違う読み方が必要になります。ふつうの将棋なら「取るかどうか」を自分で選べますが、取る一手将棋では取れる手があるかどうかを先に確かめ、あるなら取り方(どのコマで・成るかどうか)だけを選びます。

打つ手は取る一手に数えない

レッスン2

取る一手将棋の「取る」は、盤の上でコマを動かして相手のコマのマスへ進む手だけを指します。持ちコマを打つ手は、空いているマスにしか打てないので、そもそも取る手になりません。

この局面では、金を1枚持っています。玉の近くに打てば王手にできそうですが、盤の上で銀が相手の歩を取れる手がある以上、金を打つ手は選べません。まず銀でその歩を取ります。

取る手が無くなったあとの番になって、はじめて持ちコマを打てます。攻めの持ちコマがあっても、盤の上に取れるコマが残っている間は、それを優先して取り続けることになります。ただし自分の玉に王手がかかっている番だけは、取らずに受ける手も選べます。

うっかり取られる位置は、必ず取られる

レッスン3

ふつうの将棋では、相手のコマを取れる位置にコマを進めても、相手がその手を選ばないことがあります。取る一手将棋にその余地はありません。取れる位置に進めたコマは、次の相手の番に必ず取られます。

この局面では、相手の銀が6六・7六・8六・6四・8四の5マスに利いています。自分の銀を6六へ進めると、次に相手の銀に必ず取られてしまいます。4六へ進めれば、どの利きにも入りません。

この読みは、玉を囲うとき・持ちコマを打つときにも同じように働きます。指す前に、相手のコマが利く場所を先に数える習慣が、取る一手将棋でいちばんの上達の近道です。

序盤の罠:角道を開けたら気をつける

レッスン4

取る一手将棋には、初手からよく起きる罠があります。▲7六歩は、角の前の歩をどかして斜めの道を開けるだけの手です。ここで相手が△8四歩のように別の歩を進めると、3三の歩が角の利きに入ったままになります。

この局面はちょうどその形です。角の斜めの道には、もう相手の歩しかありません。ふつうの将棋なら角をほかへ使う手も選べますが、取る一手将棋では取れる手がある以上、角で3三の歩を取る一手しか指せません。取った角はそのまま成れます。

序盤の▲7六歩・△8四歩のような一見ふつうの手の後にも、取れる手が生まれていないかを毎回確かめましょう。相手にも同じ罠が仕掛けられるので、自分の歩を動かすときも角道を計算に入れます。

盤で試す

レッスンを選ぶと、その局面から始まります。やり直しても構いません。

覚えたら試す

最終更新 2026-09-25 / 運営:株式会社Qdan