リバーシの定石一覧

リバーシの定石を、よく使われる型から順にまとめました。読むだけでも形が分かるように書いていますが、どの型にも出だしの局面が付いています。[盤で試す]を押すと、その出だしを自分で1手進められます。

兎定石(うさぎ)

型1

黒の1手目をf5、白がd6と受けた形を縦取りといいます。この縦取りから黒がc5と打つのが兎定石です。四大定石(兎・虎・牛・ねずみ)の中でいちばん手順がやさしく、最初に覚える1本として勧められることが多い型です。

c5は、d4・d5・d6と縦に並んだ白石の真ん中(d5)を、横から挟んで返す手です。返るのは1枚だけですが、それでかまいません。序盤に石をたくさん返すと、自分の石が的になって、次に打てる場所がかえって減ります。続きは白f4、黒e3。ここまでが兎定石の骨組みです。

3手目をc5ではなくc3にすると、次の虎定石の形になります。出だしの2手は同じなので、c3とc5を見比べながら覚えると早く身につきます。

向く人
はじめて定石を覚える人。短い手順を1本だけ覚えたい人。
出だしの数手
黒f5 → 白d6 → 黒c5 → 白f4 → 黒e3

虎定石(とら)

型2

兎と同じ縦取り(黒f5・白d6)から、黒がc3と打つのが虎定石です。c3は、白のd4を斜めに挟んで返す手で、盤の左上へ足場を作ります。続きは白d3、黒c4。この5手が虎定石の骨組みです。

虎は四大定石の中でいちばん枝分かれが多く、6手目から先は白の打ち方によっていくつもの形に分かれます。枝を全部覚える必要はありません。骨組みの5手だけ覚えて、その先は角と辺を見ながら打てば十分に戦えます。

どの枝に入っても、序盤の考え方は同じです。返す石は少なく、自分の打てる場所は多く。石を大量に返した手は、その分だけ相手に打つ場所を与えていることが多く、序盤では損になりがちです。

向く人
1本を長く使いたい人。相手の出方に合わせて変化を選びたい人。
出だしの数手
黒f5 → 白d6 → 黒c3 → 白d3 → 黒c4

牛定石(うし)

型3

白が1手目の真下(f6)に打つ形を斜め取りといいます。縦取りとは進み方がまるで違うので、別の型を覚えておく必要があります。その基本が牛定石で、黒はe6と打ちます。

e6は、白のe5を下から挟んで返す手です。返るのは1枚。続きは白f4、黒e3で、黒の石が中央に斜めに並びます。白は右の辺に沿って石を伸ばす形になりますが、辺の石は角を取られるまで確定しないので、序盤のうちは黒が困ることはありません。

牛は兎と同じくらい手順がやさしい型です。白の2手目がd6なら兎か虎、f6ならこの牛、f4なら次のねずみ。この3つだけ覚えておけば、序盤で迷うことはなくなります。

向く人
白にf6と打たれたときに迷いたくない人。中央を厚く打ちたい人。
出だしの数手
黒f5 → 白f6 → 黒e6 → 白f4 → 黒e3

ねずみ定石

型4

白が1手目の真上(f4)に打つ形を並び取りといい、そこから黒がe3と打つのがねずみ定石です。e3は、d4・e4・f4と横に並んだ白石のうちe4を、上から挟んで返す手になります。続きは白f6、黒d3。

白の2手目f4は、四大定石の中でも白が選びにくい手だと言われます。研究が進んだ結果、この形は黒が打ちやすいとされ、強い人ほど白でf4とは打たなくなりました。

とはいえ、初級者どうしの対局では普通に現れる形です。出だしの3手を知っていれば、そこから黒が悪くなることはありません。白にf4と打たれたら、慌てずにe3と打ちましょう。

向く人
3つの受けを全部そろえておきたい人。白の2手目が珍しいときに慌てたくない人。
出だしの数手
黒f5 → 白f4 → 黒e3 → 白f6 → 黒d3

X打ち・C打ちの禁じ手

型5

角の斜めとなり(b2・g2・b7・g7)をX打ち、角と辺で隣り合うマス(a2・b1など)をC打ちと呼びます。この2種類は、序盤から中盤にかけて打つと角を相手に渡しやすい手で、定石の解説でもいちばん強く避けるように書かれます。

理由は単純で、角のとなりに自分の石を置くと、相手はその石を挟んで角に打てるようになるからです。角に入った石は最後まで返りません。つまりX打ち・C打ちは、返らない石を相手にあげる手になりがちです。

定石を全部覚える必要はありません。覚えた形を外れたら、まず角のとなりを避ける。それだけで序盤の大きな失敗はほとんど防げます。この局面では、黒がb2と打つと次の1手で白にa1の角を取られます。

向く人
定石を覚える前の人。定石を外れたあと、何を避ければいいか知りたい人。
出だしの数手
角a1に対して X=b2 / C=a2・b1(四隅すべて同じ)

盤で試す

型を選ぶと、その出だしの局面から始まります。やり直しても構いません。

覚えたら試す

最終更新 2026-09-13 / 運営:株式会社Qdan